ら・び・あん・ろ~ず

ちょっと古い IT やらガジェットやらのよもやまごとをつぶやきます。

AREA SD-PESA3ES2L Twin Turbo Hybrid B

www.area-powers.jp

PCI-Express(Gen1/Gen2) x1 接続の ASMedia ASM1061 搭載 SATA3×2ポート拡張カードです。各ポートを内蔵・eSATAのいずれかから選択できるのが特徴です。

製品諸元

製品短評

基本的には素直なカードです。Windows 10 RS4 (1803) で気になる動作に遭遇したので、記録しておきます。

4TB HDD を認識しない

オンボードIntel SATA では問題なく認識している 4TB HDD を接続したところ、認識しませんでした。2TB HDD までは認識していたような記憶があるので、2TiB の壁に類似する問題が何かあるのかもしれません。また、リトライを繰り返して認識に失敗するため、起動がかなり遅くなります。
ワークアラウンドは今のところ見つかっていません。

リムーバブルメディアとして認識される

AHCI では度々あることですが、接続した HDD がリムーバブルメディアとして認識されます。リムーバブルメディアとして認識されると様々なソフトウェアで差別的扱いを受けて面白くありません。内蔵で利用する場合はなおさらです。たとえば、ディスク暗号化は BitLocker ではなく BitLocker Go での対応となります。
ワークアラウンドhttps://support.microsoft.com/en-us/help/3083627/internal-sata-drives-show-up-as-removeable-media にあるとおり、レジストリを設定します。

docker-machine 0.14 と Hyper-V

docker-machine 0.14 では、create 時にHyper-V ドライバを指定すると、常に事前チェックでエラーが出て、VM を作成できません。

Fix issue #4424 - Pre-create check: "Hyper-V PowerShell Module is not available" by beppler · Pull Request #4426 · docker/machine · GitHub

PS C:\> docker-machine.exe create -d hyperv test
Running pre-create checks...
Error with pre-create check: "Hyper-V PowerShell Module is not available"

0.15 にするとなおります。Chocolatey からもインストールできます。

なお、2018/6月現在配布中の Docker for Windows 18.3.1.17513 は、0.14 をバンドルしています。Docker for Windows は Server Core にもインストールできません*1し、バンドルを使うことのデメリットいろいろ、ですね……。

*1:GUIがないとインストールに失敗します。その用途には Windows Container を使えという話ではありましょうが。

Microsoft Surface Pro 4 CR3-00014

Surface Pro 7 – Ultra-light and versatile – Microsoft Surface

2015年発売の Microsoftタブレット PC です。Core i5 6300U/8GB RAM/256GB SSD/WiFi モデル。

製品短評 (2021/05 追記)

パネルを押し上げてバッテリーが膨張を始めました。保証期間内なら交換対応があったとのことですが、以下同文。

製品短評 (2021/03 追記)

以前からたまに出ていた画面のブレ。気になったので調べてみれば、高負荷(高温)時の問題で設計不良だとのこと。保証期間内なら交換対応があったとのことですが、修理しても治る見込みなしだったという噂なので打つ手なし。気が付けば左の方に黄色いしみができていました。高級路線とは。そろそろ買い替え時ではありますけれど、ねぇ。

製品短評

諸元からわかるとおり、この i5 モデルは意識の高い人向けセカンドマシンであって、それ以上でも、それ以下でもありません。普通の人はコストパフォーマンスのよい m3 モデルを、エンスージアストはメモリと SSD の大きな i7 モデルを選択すればよく、この中途半端なモデルを選択する理由がありません。

i5 モデルがメインマシンになれない理由は、microSD カードスロットの仕様です。本体内蔵の NVM Express 接続の SSD は性能は申し分ないのですが、その分、容量は不足しがちです。交換は困難です。追加のストレージは必須になります。その補完を microSD スロットに期待しますが、しかし、このスロットはリムーバブルディスクとしてしか認識できません。そのため、書き込みキャッシュを有効にできない、BitLocker To Go のみの対応になるため自動でアンロックされない、各種アプリケーションの保存場所として拒否される、といった問題に直面します。本体のみでこの問題を緩和しようとすると、C ドライブに NTFS マウントする、仮想ディスク (.VHDX) を配置してマウントする、という小技を弄することになりますが、本質的には解決できません。

Surface Dock - Microsoft を購入(PD9-00009) の USB3.0 ポートに USB HDD を増設する、というのはスタンダードな解決策のように思えます。しかし、現実は残酷です。Surface ドックのケーブルは短く、本体のすぐ左におくのにちょうどくらいの長さしかありません。本体の右でもこたつの下に置くのは難しい長さです。Surface ドックは 550g というペットボトル1本分にも相当する重さがあるので、柔らかいケーブルの付け根の曲がり具合にはいつも不安を覚えることになります。机の右から左に少し移動するためにドックをはずし、戻してはつけ、を繰り返すような運用であれば書き込みキャッシュを有効にできるはずがありません。また、アンドックやスリープで機嫌を損ねる USB HDD ケースは思いのほか多くあるので、注意が必要です。

現在は、NASiSCSI ターゲットを設定する、という運用を試行中です。幸い、うちには Surface ドックがあるので机の上ならギガビットイーサネット、ちょっと離れてもWiFi で常時、NAS への接続は確保できます。自宅内であれば*1、これでなんとかなるのではないか、と淡い期待を抱いています。

そのほかに気づいたことをいくつか。

キックスタンドは機構としてはよくできていて、質感も使い勝手も申し分ない物です。しかし狭い机の上では、場所をとり、取り回しが難しく、なれないうちはよく倒します。膝の上で使えるわけでもないので、ちょっとよけて、と言われてもノートパソコンのようにホイホイ動かせません。タイプカバーのできがよいだけに、キーボードをメインに使いたい、と考えがちですが、そうすると Surface Pro の魅力をかなり損なうことになるでしょう。2 in 1 とは、デタッチャブルPCとは、を深く考えさせられるよい題材です。

Windows Hello によるカメラでのログインはとても便利です。老化で指先がカサカサしてきた中高年にとって指紋センサーは天敵です。その点、カメラによるログインは他の PC にもつけたいと思うほどによくできています。寝起きの顔でもちゃんと認識してくれます。太陽を背にすると認識できないのはご愛敬ですが、たまにカメラの電源を入れ損ねたり、初期化に失敗したのか認証を投げ出したり、画面ロックの解除はログインと違って意味があるとは思えない Enter が必要だったりするのが、ハードウェアに起因するのか、オペレーティングシステムに起因するのか、わかりませんが、どちらにせよ Microsoft のやることです。できるときはできますし、できないときはできないのです。そんなこと、10年も前から私たちは知っていたはずです。

高解像度・高dpiのディスプレイは、普段使いではあまりその恩恵を感じることはありませんが、対応していないデスクトップアプリケーションにあうといろいろと台無しになります。こんなことなら単なるフルHDかそれに類するディスプレイでよかったのではないか、という疑念が頭をもたげます。もっとも、ちょっとそこにあるデスクトップに Chrome リモートデスクトップで接続しよう、なんて思わなければよい話ではあります。普段から使える物だけ使っていれば問題ありません。スケーリングを 100% で利用する場合は、1920 x 1200 を選択するとちょうど良さそうです。

Surface Dock 経由でサンワサプライ AD-MDPPHD01 4K@60Hz ミニ DisplayPort-HDMI 変換アダプタを使用したところ、スリープからの復帰時にディスプレイへの表示がうまくされないことがあります。ディスプレイの電源が切れていて入れ直した場合は、ほぼ復帰しません。一度、アダプタから HDMI ケーブルを抜き差しすると表示されます。ファームウェアを最新にするhttps://support.microsoft.com/en-us/help/4023478/surface-update-your-surface-dockと、アンドック・ドックで表示されるようになったので、同じような問題がある方は、一度ファームウェアのアップデートをなさるとよいかと思います。

Surface ペンは、よい評判は聞くのですがタイプカバーがついてる状態ではあまり使う機会がないので、感想を書くほどの知見がたまっていません。そもそも Windows 10 のタブレットモードは大変ストレスフルなので、これからもあまり登場機会はなさそうです。ただ、この本体側の磁石。磁気カードのストライプにそこそこダメージを与える可能性があるのではないか、と気が気ではありません。銀行の通帳と一緒に鞄に入れるときは、気をつけた方がよいかもしれません。なお、通帳の磁気ストライプの書き込みは、キャッシュカードを持っていれば ATM でできる場合がありますので、読めなくなっても慌てることはありません。

えーっと。そのほか。そのほか、なんでしたっけ。えーっと。ほかになにか聞きたいことありましたでしょうか? はい、Microsoft サーベイさん。「この PC を友人や同僚に薦めますか?」ですか。それ、本当に聞きたいですか。本気ですか(←一番左のラジオボタンをクリックしながら)。

*1:出先からも LTE 経由で VPN もやろうと思えばできるかもしれませんが、ちょっとお財布が通信料の負担に耐えられないので考えていません。

Buffalo 無線LAN子機 WLI-UC-GNM2

buffalo.jp

小型の 2.4GHz 802.11n 対応の Wi-Fi USBドングルです。ソフトウェアアクセスポイント機能付きでした。

製品短評

Raspbery Pi 2 に挿して Raspbian で使っていたドングルですが、ASUSTOR AS3102T (ADM バージョン 3.0.5.RDU1) に挿してみたら認識し、接続できました。
Compatibility | USB WiFi Dongle | ASUSTOR NAS のページには載っていません。ご参考までに。それにしても熱くなりますね、この手のドングルは。

おまけ

以下、引き出しから出てきたのでついでにさしてみたシリーズ。認識されるかどうかの確認のみしました。

Planex BT-Micro3H2X は Bluetooth(Cambridge Silicon Radio) のみの認識で、Wi-Fi は認識されませんでした。Raspbian でいけたからどうか、と思ったのですが、残念。
とはいえ、互換性 | Bluetooth | ASUSTOR NASのページには載っていません。

www.planex.co.jp

Corega CG-BT2USB02C, Planex BT-micro3E1X , BT-micro3E2X , BT-Micro4 も Bluetooth(Cambridge Silicon Radio) で認識。

corega.jp
www.planex.co.jp
www.planex.co.jp
www.planex.co.jp

どちらかというと、ASUSTOR AS3102T の互換性情報じゃないのか、という気もします。記事の立て方を間違えました。

ADM 3.0

製品諸元

  • Relase Notes
    • Version: ADM 3.0.0.R8N2, Release Date: 2017-08-23

製品短評

いつの間にか、リリースされていました。

リリースノート抄訳

リリース版は、変更点がリストされています。とはいえ、タイトルだけだと、なんでしょう、これ、っていうのも多いですねぇ。

Update: 2017-08-23

Name

ADM 3.0.0.B7Q1

Installation Notes - インストールに当たっての注意点
  • ADM のアップグレードに関係なく、 NAS 内のすべてのデータをバックアップすることを強くおすすめします。
  • アップグレードすると、 ADM 3.0 や ADM 2.7 の以前のバージョンには戻せなくなります。
  • 新しいバージョンの ADM から古いバージョンの ADM へシステム移行をする際は、システム移行が終わった後に移行先の NAS が最新のバージョンの ADM に更新されていることを確かめてください。
What's New? (since ADM 2.7.3.RI21) - 新機能

  • 柔軟に設計されたデスクトップ
  • デスクトップ・アイコンのグループ化、デスクトップ・ショートカット
  • システム通知
  • 効果的なリアルタイム。モニタリングのためのウィジェット
  • ADM オンライン・ヘルプ・アシスタント
  • インターネット・パススルー機能をサポートしました
  • ホームユースやビジネスユースのためのアプリをプリインストールしました
  • ログインページのデザインを刷新しました
  • Seagate IronWolf ヘルス管理機能を追加しました
  • File Explorer に音楽と写真プレーヤーを追加しました
  • クォータ設定で1GB 未満を設定できるようにしました
  • 1GB 未満のクォータサイズをサポートしました
  • ファームウェアを以前のバージョンに戻せなくしました
  • ファームウェアロールバックはサポートされません
  • ASUSTOR 拡張ボックスをサポートしました - AS6004U
  • AppやADMの更新のスマート表示
  • SNMP UPS をサポートしました
Change Log - 変更点・修正点
  • Apache HTTP サーバを 2.2.31 から 2.4.25 へ更新しました
  • Nginx のセキュリティ脆弱性 CVE-2017-7529 を修正を更新しました
  • CVE-2017-7494 Samba 脆弱性を修正しました
  • Linux kernel (CVE-2017-7308) セキュリティ脆弱性を更新しました
  • 問題修正 "Storage Manager メニュー, RAID migration 問題"
  • 問題修正 "Activity Monitor の Disk Usage 譲歩の表示エラー"
  • 問題修正 "ADM 2.7 から ADM 3.0 への更新後, External Backup ミッションが消える"
  • 問題修正 "ファンのスピードが AS6302T/AS6404T で異常に高速になる"
  • ファイルのインポート時にファイルをチェックするようにしました
  • 問題修正 "リンク・アグリゲーション設定時に、File 共有のリンクに誤ったIPアドレスが表示される"
  • 多数のマイナーバグ修正
Known Limitations/Issues - 既知の制限・問題

特になし。

Bug Reporting - バグ報告について

オンラインサポートフォーム、または、ASUSTORオンラインフォーラムに投稿してください。

NETGEAR ギガビット 8ポート スイッチングハブ

NETGEAR は、最近、家電量販店でも購入できる業務用のネットワーク機材ベンダーです。たかだか8ポートのハブでもラインアップが充実しているのでどれを選んでよいのか迷う方もおられるかもしれません。すべて購入して確認したわけではありませんので、不正確なところもありますが、簡単に解説します。

型番

メーカー型番と製品の Model / Version があります。NETGEAR のホームページで製品サポートを探す場合は Model / Version の方が主になります。
また、メーカー型番は分解すると「Model - Version 仕向国」となっているようです。Amazon など通販サイトで購入しようとする場合は、バージョンと仕向国に注意してください。必ずしも最新でないもの、日本向けではないものが販売されている場合があります。

  • 型番の例

メーカー型番: GS108-400JPS
Model / Version: GS108v4

アンマネージド・スイッチ - NETGEAR GS108

単純なスイッチング・ハブです。
金属筐体+ACアダプタ(横型)構成です。

アンマネージド・スイッチ(3年保証) - NETGEAR GS308

NETGEAR 製品は、基本は1年保証、購入から1年以内にユーザ登録すると本体についてはライフタイム保証になります。その分、価格も少々高くなるため、3年保証とし、その分安価に設定されたエディションです。本体機能はベース製品と同等です。

アンマネージド・プラス・スイッチ - NETGEAR GS108E

ユーティリティから管理できるスイッチング・ハブです。管理できない(アンマネージド)だけど設定できるあたりがプラスたる所以です。v2 までは Adobe Air アプリでの設定に対応していました。v3 から Web インターフェースが追加になっています。言語の切り替えは、ファームウェア書き換えになりますので、必ず利用する国向けの製品を購入するようにしてください。
金属筐体+ACアダプタ(横型)構成です。

アンマネージド・プラス・スイッチ(PoE 給電ポートあり) - NETGEAR GS108PE

Power on Ethernet 給電ポートを備えるスイッチング・ハブです。

アンマネージド・プラス・スイッチ(タップ型) - NETGEAR GSS108E

Web から管理できるスイッチング・ハブです。
プラスチック筐体で電源一体型です。USB 充電ポートがついてます。

アンマネージド・プラス・スイッチ(タップ型, PoE 給電ポートあり) - NETGEAR GSS108EPP

タップ型で Power on Ethernet 給電ポートを備えるスイッチング・ハブです。
GSS108E と比較すると、金属筐体になりますが、USB充電機能はなくなります。

スマート・スイッチ - NETGEAR GS108T

LACPによる動的リンク・アグリゲーションなどかなり多機能なWebから管理できるスイッチング・ハブです。集中管理できないので"マネージド"ではありませんが、アンマネージド・プラスより機能は大幅に強化されています。
金属筐体+ACアダプタ(横型)構成です。PoE受電できます。
NETGEAR の8ポートスイッチング・ハブのラインナップの中で自動LAG(LACP)が構成できるのはこれだけです。手動LAGは GSS108EPP でも構成できます。

トラブルなど

ユーティリティが動作しない。

ユーティリティと一緒にインストールされる Adobe AIR ランタイムはバージョンアップしないでください。脆弱性が気になる場合は、使用後アンインストールをおすすめします。
スマート・スイッチのユーティリティは、ハブを発見するだけなので、初回発見後、固定IPを設定すればユーティリティは必要ありません。

PlayStation3 をアンマネージド・プラス・スイッチやスマート・スイッチに接続しても有線 LAN が検出できない。

PlayStation3 は有線 LAN ポートを使用していないと、電源を落とす仕様になっています。有線 LAN を検出する際に電源をオンにするのですが、電源オンからかなり短い時間でリンク検出を行うため、スイッチ側のリンク検出~電源オンが間に合わないことがあるようです。
そういった用途には、アンマネージド・スイッチをおすすめします。

スマート・スイッチに LLDP を設定しても Windows 8 から発見できない。

一般的には、Windows 8 の LLDP は Skype 用なので、そんなものです、という認識のようです。
Linux の lldpcli などから確認するようにしてください。

ジャンボ・フレームのサポートは 9K (9216 バイト)です。

アンマネージド・スイッチの場合は既定で、スマート・スイッチの場合は設定すると、ジャンボ・フレームをサポートします。
Windows ファイル共有で転送速度が 100MB/s あたりで頭打ちしている場合、経路上のスイッチング・ハブと NIC の双方にジャンボ・フレームを設定すると、理論上限の 128MB/s に近い速度が出る場合があります*1*2

スイッチの CLI について。

CLI が必要な場合は、マネージドスイッチを選択してください。

*1:対向に64ビット版 Windows 7, Intel Network Adaptor (9K のサポート)の環境で、ほぼ上限のスループットが出ました。

*2:ジャンボフレームを設定する際、SMB2 Client Disable Large MTUを無効にする必要がある場合があります。また、https://technet.microsoft.com/en-us/library/cc957539.aspxを有効にしないと、他の機器との通信に問題が出る可能性があります。

SATA III SSD のための SATA コントローラの比較

SATA II コントローラを搭載した64ビット版 Windows VistaSATA III SDD を接続する最適な方法を決定するために、多くの SATA IIIコントローラ搭載拡張カードがテストされ、Intel チップセットSATA II・SATA III と比較されています。その結果、以下の結論が導かれました:

1. Marvell 88SE91xx SATA コントローラは TRIM コマンドを発行できる (バイパス/非 RAID モード時).
2. 最新の Marvell ドライバ (1.2.0.1019) は Marvell 88SE91xx SATA コントローラで概ねよいパフォーマンスがでるものの、 TRIM コマンドは発行しない。
3. ASMedia ASM1061 は現状*1入手できる 6Gb/s SATA コントローラ搭載の拡張カードの中では最速。
4. ASMedia ASM1061 コントローラは TRIM コマンドを発行できる。
5. ASMedia ドライバ (1.3.4.0) と Microsoft AHCI ドライバ (6.0.6002.18005) は ASMedia ASM1061 コントローラで利用する場合 TRIM コマンドをサポートしている。
6. 特にシステムドライブとして使う際、3Gb/s Intel コントローラを Intel RST ドライバで利用すると、ASMedia ASM1061 と ASMedia ドライバに匹敵する。
7. Intel 6Gb/s SATA コントローラが一番よい。
8. 6GB/s SSDIntel 6Gb/s SATA コントローラに接続できるのであれば接続するべき。
9. 64ビット版 Windows Vista の標準の Microsoft AHCI ドライバ (6.0.6002.18005) は特にランダム転送でパフォーマンスがかなり悪く、使うべきではない。Windows 7 はこのドライバとは異なり、パフォーマンスは改善されているようだ。
10. 6Gb/s Marvell 88SE92xx コントローラ搭載の拡張カードは、Intel PCH 6Gb/s SATA コントローラと同程度のパフォーマンスが出る。

全結果と分析のレポートはこちらを参照のこと。

Help choosing a UPS | Tom's Hardware Forum

参考: 2017年現在入手が容易な SATA III 拡張カード

Marvell 88SE9128 搭載カード

リリースが早かったことと PCI Express 2.0 x1 接続なので、SATA III規格上のフルスペックには及ばないとされている SATA III コントローラ。OD用にPATA機能もありますが、ボードには実装されていないことが多いみたいです。

玄人志向 インターフェース SATA3I2-PCIe

玄人志向 インターフェース SATA3I2-PCIe

  • 発売日: 2009/11/15
  • メディア: Personal Computers

SATA3I2-PCIe との違いは、少し高い代わりに、メールサポートとドライバダウンロードがあるところ。

  • AREA SD-PESA3-2RL

Marvell 88SE9130 搭載カード

やはり PCI Express 2.0 x1 接続の SATA III RAID コントローラ。RAID 0/1/HyperDuo をサポート。

Marvell 88SE9230 搭載カード

PCI Express 2.0 x1/x2 接続の SATA III RAID コントローラ。RAID 0/1/10 をサポート。

  • AREA SD-PE4SA3ES4L

ASMedia ASM1061 搭載カード

後発だったので少しだけ性能がよい PCI Express 2.0 x1 接続の SATA III コントローラ。Microsoft 標準 AHCI ドライバ対応。

2ポートにそれぞれポートマルチプライヤー(JMicron JMB575)をぶらさげ、10台接続できるようにしたものです。x1 接続ですから、まあ、キワモノですね……。

  • AREA SD-PESA3ES2L

SATAeSATA コネクタのうち2つを選んで有効にできるボードです。LEDコネクタもふたつあります。日本語説明書付き。

  • Ziyituod SATA3.0 増設ボード 4ポート拡張カード (SA3004)

SA3004 は ASM1061+1092 と記載がある通り、2ポートの SATA III コントローラにポートマルチプライヤーをぶらさげたもののようです。
ASM1092 は、Webサイトでは、ポートマルチプライヤーでホスト1・デバイス2となっています。
ASM1061 は 2ポートのコントローラなので、SA3004 は、どちらか片方に ASM1092をぶらさげて1+3ポート構成、ということのようです。
そもそも1ポートを2分割に分割するポートマルチプライヤーを挟んで、3ポート使える、っていうのがいまいちピンと来ていません。少なくとも1ポートは使えない、ないしは、使ってはいけないポートになってないかなぁ、とスペックからは読み取れるわけですが……。そんな風にポートマルチプライヤーを使っていて、しかも、x1 接続ですから、かなりキワモノだ、と考えてよいのではないでしょうか。

ASMedia ASM1062 搭載カード

比較にはありませんでしたが ASM1062 は、PCI Express Gen2 x2 接続の SATA 3.2 コントローラです。 AHCI に対応しています。

SA3006 は ASM1062+1093*2 と記載がある通り、 2ポートの SATA III コントローラにポートマルチプライヤーをぶらさげたもののようです。
ASM1093 は、Webサイトに掲載はないので推測ベースになりますが、ASM1062 の両方にぶら下げて 3+3 ポート構成、ということのようです。
バス幅に余裕は出たものの、ポートマルチプライヤーを使っている時点で何が起こるかわからないと考えた方がよさそうです。

*1:2012/07現在