ら・び・あん・ろ~ず

ちょっと古い IT やらガジェットやらのよもやまごとをつぶやきます。

MediaTek SoC 採用の Alldocube タブレットのファームウェアをアップデートするには

Alldocube タブレットは、オフラインでファームウェアをアップデートできます。簡単にさっくりと初期化できる半面、保存していたファイルはきれいさっぱりなくなりますし、異なる機体と認識されるため、Google のバックアップは戻せないようです。

なお、本手順は Helio G99 など MediaTek SoC 採用のタブレット用の手順です。Unisoc SoC 採用のタブレットは、ドライバやツールが異なりますので、ご注意ください。

用法を正しく守って、楽しい中華タブレットライフをお送りください。

事前準備

おおまかな更新手順は、ファームウェアのページに掲載されている Tutorial ボタンから参照できます。ただし、現在のバージョンや Alldocube タブレットでは不要になる手順もあるようです。参考程度に参照してください。

  1. zip と rar を展開できるアーカイバを準備します
    1. 7-zip あたりでよいかと思います
  2. MediaTek Driver を準備します
    1. Download Now リンクをクリックします
    2. ファイルのプロパティで許可するをチェックします
    3. インストールします
  3. 念のため、再起動しておきます
  4. SP Flash Tool の V6 を準備します
    1. クリックした先の下のほうの Download リンクをクリックします
    2. ファイルのプロパティで許可するをチェックします
    3. 適当なフォルダに展開しておきます
  5. 対応するファームウェアを準備します
    1. 機種を選択します
    2. 基本的に、右横にある Download リンクをクリックします
    3. Update log から現在インストールされているファームウェアもあると安心です
    4. 3 つめくらいをダウンロードしようとすると、ダウンロード制限がかかります

ファームウェアの更新手順

  1. SP Flash Tool を起動します
    1. SPFlashToolV6.exe をダブルクリックします
      • 管理者権限は必要ありません。
  2. Download-XML を設定します
    1. choose をクリックします
    2. ファームウェアの download_agent\flash.xml を選択します
  3. Authentication File は空白で大丈夫です
  4. 書き込み方式をドロップダウンリストボックスから選択します
    • Format All + Download に変更します
  5. Download ボタンをクリックします
  6. タブレットの電源をオフにします
    • boot loop 状態の場合は、無理に電源オフをする必要はありません。
  7. USB ケーブルで接続します
  8. ファームウェアの更新が始まります
  9. 緑丸にチェックのダイアログが表示されたらファームウェアの更新は終了です
  10. SP Flash Tool を終了します

トラブルシュート

更新がはじまらない

タブレットを接続した後、Download ボタンを押してもタブレットを認識しません。
Download ボタンを押した後、タブレットを接続します。
また、異常終了などした後は、一度 SP Flash Tool を終了します。

ファームウェアの更新が異常終了する

失敗する理由はわかりません。
SP Flash Tool を終了し、もう一度最初から手順を繰り返すと問題なく進むことが多いです。

ファームウェア更新後、Alldocube のロゴがついたり消えたるする

ファームウェアが正しい状態ではなく、boot loop 状態になっています。
ファームウェアを Download Only で書き込むと発生しました。古いファームウェアのファイルが残っていることによる誤動作のようです。

この状態でも、SP Flash Tool からはデバイスが認識されるため、あわてずさわがず、書き込み方式を Format All + Download に選択しなおし、最初から手順をやり直してください。